8.測定・・・6CB6,6DK6,6EW6,6U8,6AU6のプレート特性


使えない球、使える球

人からのもらい物で、6CB6,6DK6,6EW6,6U8がたくさん余っていたので、この高周波用の高gm管をドライバに使ってやろうと思い、手始めに6CB6の特性の測定をはじめました。

バイアス電圧が-2Vよりも深い時は良いのですが、-1.5Vでの測定をはじめると、動作が安定しません。-1Vより浅い領域では、グリッドに電流が流れてしまって測定どころではなくなってしまいました。これは一体どうしたものかと考えて気がついたのは、この一群の球はgmがおそろしく高いということ、シールドがないに等しいことです。どうやら、測定中に発振してしまったようです。それから、スクリーン・グリッド電流が多く、どう工夫しても2mAくらいになってしまいます。

これはまいったな、と思いながら、候補からはずしていた6AU6の測定をはじめたところ、これが実に安定していていい感じです。何本かデータが得られたので、測定結果を本ホームページのデータ・ライブラリに

6AU6特性実測データ・・・東芝製、Sylvania製6AU6のデータ
として追加しました。

結論ですが、どうも、6CB6一派の球はやめた方がよさそうです。そして、6AU6の良さを見直したという次第。結局、サンエイ電機の床に\500でころがっていた6AU6の12V管である12AU6を使うことにしました。


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