私のレファレンスソース/お気に入りソース

Season's CD

我が家の季節の音楽ソースです。


Sibelius

Snofrid

シベリウスが作曲した作品を挙げよと言われて何曲挙げられるでしょうか。
フィンランディア?それから?
シベリウスの作品には美しい曲がたくさんあるのにほとんど知られていないように思います。
何の気なしに購入したCDですが、素晴らしい曲がたくさん詰まっていました。
Rakastava、恋人という意味だそうですが、この一曲のためでも聴いてみる価値があるCDでしょう。
演奏・録音ともに○です。
WAVE

Antonio Carlos Jobim

いやはや、とんでもなく大切なアルバムを見落としておりました。
ボサノバを最高レベルまで洗練させた、ボサノバ好きの私にとって永遠の一枚と言っていいでしょう。
音楽もカッコイイが、ジャケットも素敵なセンスが光ります。
都会の景色にとても似合う音楽です。
こんな音楽が1960年代にすでにあったなんて信じられますか?
lived & dreamed

Ensemble RARO

ずっと持っていたのに愚かにも気づかないでいた佳曲&名演奏です。
J.スークのピアノ四重奏曲なんて知る人も少ないと思います。第二楽章の美しさはどうでしょう。
A.ドヴォルザークのop.23のピアノ四重奏は地味な曲ですが、曲全体に漂うやさしさは病身の私には何よりの癒しなのです。
病気の人も元気な人も、秋の夜長に是非どうぞ。
AMOROSO

Joao Gilberto

"GETS/GILBERTO"を挙げておきながら危うく"AMOROSO"を落とす失態を演じるところでした。これこそボサノバの名盤です。録音が非常に良いため、できるだけ良いオーディオ・システムで聴いてください。
このアルバム、何度聴いても飽きないのはジョアンの歌だけではなくてオーケストレーションの妙に秘密があります。編曲はクラウス・オガーマンですが、この人がなかなかすごいのです。
Theophil Ensemble Wien

Martinu / Tzanou / Brahms

これはブラームス好きかつ室内楽好き限定のネタです。
J.ブラームスは若い時に2曲のセレナードを書き、それは後にオーケストラ版に拡張されました。今日ではもっぱらオーケストラ版が演奏され、CDもオーケストラ版しか手に入りません。私もオーケストラ版を持っていますがどうしても好きになれませんでした。
ところが、実はop.11の方はCDが存在していて、自分で持っていることに今頃気づいたというお粗末な話です。ORF(オーストリア放送協会)が制作したTheophil Ensemble Wienのアルバムには1パート1人、総計9人で演奏する室内楽版が入っています。しかも演奏内容がすばらしい。
MI-YO-TA SERI

石川セリ

久々に見つけたすごいCDです。石川セリの歌唱力のいいところがアルバム全体に生かされています。曲数は少ないが、曲そのものがとても良い。それもそのはずで、すべて武満徹の作品。武満徹は聴いて心地よく、かつ心に沁みる曲をたくさん書いています。
面白いのは、アルバムの後半はインストルメンタルのみのマイナス・ワン、つまりカラオケになっていること。
All Right

菊池ひみこ

コロムビアの小暮プロデューサー(故人)の所蔵から発掘したLPです。1982年にこんなカッコいいアルバムが出ていたなんて。ライトでメロウなフュージョンの名盤中の名盤だと思います。後にCDとしてリマスタされましたが、それもプレミアムがついているようです。
The Lady Wants to Know

Laura Fygi

ライブ・コンサートの音響エンジニア氏宅で"Sabor A Mi"を聴いて一発で気に入ったCDです。はずかしながらそれまでLaura Fygiなる歌手を知りませんでした。ジャズやラテンやボサノバのテイストがいい感じでミックスした心地よいサウンドが楽しめるアルバムです。



My Reference Source

私のレファレンス・ソースです。


GETS/GILBERTO

STAN GETS
JOAO GILBERTO

なんやかや言っていても、僕たちの世代はこういう音楽に戻ってゆくのかな、と思います。
良い音楽は時代が変わっても変わらない。
私はLPからデジタル化したのをiTunesに入れて聴いていますが、それにしても音の良い録音です。
ENSEMBLE RARO
in Japan 2018
Vol.1

曲目はこちら

2018年10月17日、静岡でのアンサンブル・ラロのコンサート(前半)のライブを収録したもので、彼らの演奏活動を若干の寄付によって支援してくださった方へのささやかなお礼のために制作した非売品CDの1枚目です。演奏内容は完成度が高く素晴らしいものでした。編集の目であら探しをしても気になるところは見つかりません。
この2つのCDは販売されませんが、1口3,000円の寄付で1枚差し上げます。希望される方は私(teddy@op316.com)またはアンサンブル・ラロ(http://ensembleraro.jp/)のサイトに直接メールしてください。
録音レポートはこちら→ raro-2018.pdf
ENSEMBLE RARO
in Japan 2018
Vol.2

曲目はこちら

2018年10月17日、静岡でのアンサンブル・ラロのコンサート(後半)のライブを収録したもので、彼らの演奏活動を若干の寄付によって支援してくださった方へのささやかなお礼のために制作した非売品CDの2枚目です。
彼らの演奏は1音1音に誤魔化しがなく無駄な演奏ノイズがとても少ないです。ですから何の懸念もなく鳴っている音をそのまま聴かせることができますし、奏者が発するすべての音が聴いて心地よいと思います。弓と弦が触れる瞬間の感じ(SchumannやEnescuの冒頭)、ピチカートで指先が弦に当たる感触や1音1音の変化(R.Straussの冒頭)などが良い例でしょう。
録音レポートはこちら→ raro-2018.pdf
BALLADS in blue

JAZZ ballad compilation

とりあえず、冒頭のMELISSA WALKERを聞いてみてください。とってもいいでしょう?
夜を静かに過ごすのにぴったりな曲が選ばれています。
このCDを教えてくれたのはウィーンに住むクラシックの演奏家です。
さて、レファレンスネタですが、それは8トラック目の"Farmer's Charm"。
曲全体を通しているベースとバスドラムが、再生装置によってまるで違って聞こえます。
性能の良いヘッドホンで聞いてみると、大変なローエンドが録音されていることに気づきます。
もちろん、どのトラックも録音の質が良いです。
CASA

Morerenbaum2 / Sakamoto

レファレンスソースであり、愛聴CDでもあります。
このCDはアントニオ・カルロス・ジョビンの自宅の居間でレコーディングされました。
アルバムタイトルの"CASA"とは、彼の家という意味です。
ベースの弦に当たる指の音など、自然かつリアルにレコーディングされていて、超高品質な宅録アルバムに仕上がっています。
演奏?いうことなしヨ。
LINUS & LUCY

George Winston

ピアノの音がリアルでど迫力。
非常にレンジが広く、ペダルワークの振動まできれいに録音されています。
これ聞いてペダルの動きがはっきりわかったらその装置の低域再生能力は本物だといえるでしょう。
演奏の面白さはいうまでもありません。
When I look in your eyes

Diana Krall

オーディオファンのレファレンスCDの定番らしく、これを持っている人は非常に多いです。
じつはプロのレファレンスでもよく使われています。
ボーカルを中心としたバランスと中域の表現力をみるのに都合がいいのでしょうね。
プロデューサーのセンスが光ってます。
The 2000 Grammy Award for Best Jazz Vocal Performance and for Best Engineered Album.
Gaucho

Steely Dan

レコーディングエンジニアの間ではレファレンスとして業界定番かも。
スタジオにテスト機材を持ち込んで、一発目にこのCDの1曲目を鳴らすことが多いです。
音像のひとつひとつが小さいのが特徴です。
ですから、これを鳴らして音像が妙に大きくなったら×ということです。
それから、音のキレの悪い装置だと一発でバレますね。
Voices in the Night

石井彰

世界が認める石井彰のピアノの音は、力があってしかも美しい。
どんなタッチになったらこんな音が出せるのかと思ってしまう。
そして、フレーズがストレートで迷いがない。
レコーディングクォリティはトッププラス。
ついでながら、右のCD「Beautiful Gift (白血病研究基金チャリティアルバムVol.1)」のラストに収録されている「Beautiful Tomorrow」は石井彰のオリジナルの佳曲。
ご本人に聞いてみたら「僕もこの曲は好きでよくアンコールに弾きます」とのこと。
レコーディングには差動マイクプリを使用。
ray of light

Madonna

とあるレコーディングエンジニア氏が低域チェック用ソースで使っているそうです。
曲ごとに低音の帯域が異なるので、WaveSpactraあたりで帯域監視してみたら、どんな音がどんな帯域なのかいい勉強になります。
曲もなかなかいいですね。
じつは、私はジャケットが気に入ってそれだけの理由で買ってきたのでした。
Les Voyages

Clementine

これも低域チェック用。
単に低域がドカドカ出るようだったら並の装置。
奏法のニュアンスが識別できたら相当なレベルの装置だといえます。
我が家でもこの低域がうるさくなくきれいに聞ける装置はあまりありません。
Dreamer

Eliane Elias

何故かレファレンスには女性ボーカルが多い。
やっぱり、僕が男の子だからなのか。
Eliane Eliasは不思議な声質の持ち主でこれをかけると中低域が膨らむダメな装置だとすぐにわかります。
録音クオリティも秀逸。

Silent Stories

鈴木重子

何故これが出てくるかというと理由は簡単で、このCDは私の差動マイクプリアンプを使ってレコーディングされたから。当時のスタジオから送られてきたメールにはこのようなメッセージが。
「シルキーです。低域は伸びていて、十分な量感があるにもかかわらず、全くふくらみません。これはヤバイ!やばいマイクプリです」
「ボーカリストも安心して歌える感じがする」と好評。
私としても納得できる音です。
ボーカルで使用したマイクロフォンはNeumann M49tube。
このCDは今でもスタジオのレファレンスとしてProToolsにセットされています。

マブイウタ

宮良牧子

レコーディングエンジニア、赤川新一氏渾身の一作。
卓越した声質に恵まれた宮良牧子のベストアルバムといっていいかも。
ボーカルのナチュラルさ、音全体のクォリティをみるのに使います。
CD/SACDのハイブリッドです。
差動マイクプリアンプを使ってレコーディングされたことがクレジットに明記されています。

Al Toque

Jin Oki

いわずと知れたスペインも認めたフラメンコギタリスト、沖仁のアルバム。
このソースは2人の異なるレコーディングエンジニア(林原さんと赤川さん)によって、2つの異なるテイストでレコーディングされていますので、その違いを楽しんでみましょう。
ちなみに、2曲目、4曲目、6曲目は差動マイクプリアンプを使って録っています。
Air

Minami Nozaki

このCDが出るきっかけを作ったのは実はわたしです(^^)。
そして、このCDは差動マイクプリアンプを総動員して録音されました。
ピアノはベーゼンドルファーインペリアル、エフェクタなし、音はすべてナチュラルです。
本当にいい装置で聞くと、このアルバムの良さにしびれますよ。

Mi Buenosaires Querido

Daniel Barenboim

良い音楽は演奏も音も良い、という好例。
レコーディング設備や環境はそんなに良くないのだけれど、3人の音をとても良く拾っていて聞いていて心地よいです。
中域のヌケのチェック、コントラバスの空気感のチェックに使っていますが、音楽がいいのでつい聞き入ってしまうのだね。
MakingのDVDが出ているのでそちらも是非ご覧ください。そちらの音はあまり良くありませんが、音楽を語る人々の言葉は素晴らしいものがありますし、レコーディングの様子もよくわかります。
L.v.Beethoven Septet op.20

Wiener Oktett

ベートーヴェンの七重奏曲はレファレンスに適した楽器構成です。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴットすべて1人ずつ。
レファレンスには、心地よさ抜群のウィーン八重奏団のDECCA盤を良く使います。
何度聞いても飽きません。
なんと1959年の録音ですがプロの音響エンジニア達もたまげた音質。
右画像は、ウィーン室内合奏団による1975年のD.Grammophon盤。これも素晴らしい演奏といっていいですが、事実上LPでしか手に入りません、しかも中古のみ。
L.v.Beethoven / Weber / Hindemith / Haydn / Bartok / Schubert

ウィーン室内合奏団

(↑)とか言っていたらTower Recordsからとんでもないのが出ました。
私がWiener Oktettに次ぐ名演だと思っているウィーン室内合奏団によるベートーヴェンの七重奏曲を含む5枚のLPソースのリマスタリング・アルバム。
右画像をクリックするとその内訳が見られます。
ウェーバー、ヒンデミット、バルトークがこれまたよろしい!
J.Haydn 3 Klavier Sonaten

Alfred Brendel

アルフレート・ブレンデルのハイドンのピアノ曲は、面白いことに1枚1枚音が大きく異なっています。バックグランドのノイズも違います。
ブレンデルは地味ながら演奏中にいろいろな声を発します。さらに、爪が鍵盤に当たる音やら、ピアノの弦の音程ごとの鳴り方のばらつきやら、そうした人と楽器のあるがままの姿を感じることができたら、その装置はベストな状態だといえるでしょう。
それにしても、ブレンデルはじつにこの曲を魅了的に弾くもんだなあと思うのです。
Vienne Dances 1850

Bella Musica de Vienne

harmonia mundiの優秀録音の中でも異彩を放つ1枚。
LPとして2枚出た小編成アンサンブルによるウィーンの舞曲集から1枚にまとめたもの。
演奏が抜群にいい上に録音がこれまたすばらしいので、できたらLPで聞いてほしい。
再生装置が良ければ良いほどとんでもない音を聞かせてくれます。
ヴァイオリン奏者の息遣いで口からと鼻息との聞き分けをしてみてください。
このCDが気に入った方、もしどこかで右のジャケットのLPを見かけたら迷わず手に入れてください(こちらはCDはありません)。
EQUINOX

Sergio Mendes & Brasil'66

1960年代のそんなにいい音の録音ではありません。
しかになんでこれがレファレンスに?
真にいい装置で聞くと、レコーディング現場の雰囲気がわかるのです。
アーティストひとりひとりの息づかいとか、ドラムスのバチのかすり具合とか、ボーカルのラニ・ホールの体調とか(うそだろ)。
というわけで、このCDはここに挙げた中でも超々難関ソースです。しかし、この種のソースがリアルに聞ける装置は、あなたの持っているソースの大半をもういちど聞きたくさせてくれるはず。
NEVERMIND

Nirvana

いろんなソースへの対応力をみるならこれがいいですね。
クラシカルな弦楽器や歌曲やジャズをいかにいい音で再生できても、こういうのがまともな音として再生できないとアンプとしては半人前です。
ひとつひとつの音を納得できる音として再生するのはなかなか難しいですが、これがちゃんと鳴ると背中がゾクゾクしてニヤリとしてしまいますよ。
helen merrill

Helen Merrill

あまりに有名な1枚。
いろいろ試しましたがここはひとつLPを推します。
中域がまともに再生できるかどうかはこれをかけてみれば瞬時にわかってしまいます。
アンプの電源を切ってしまうか、クリフォード・ブラウンのすてきなトランペットソロまでたどり着けるか、そこが勝負ですね。
We Get Requests

Oscar Peterson Trio

いろんな意味ですてきなアルバム。
ベースとドラムスをここまでしっかり録ったソースはなかなかないと思います。
それにしてもレイ・ブラウンのベースワークは神業ですね。
このデリケートで機知に富んだベースに装置がどこまでついてゆけるか。
そして、エド・シグペンのドラムスも普通じゃない。
Source with Reality レコーディングスタンスがわかっているエンジニアが録ったソースでパッケージングされていない生に近いソースは、クォリティが高いのでいい参考になります。
レコーディング現場の様子もわかるので、どんな意図でどの機材を使ったかという情報があります。
このようなソースは概して演奏のクォリティも高いです。
画像はヨシザワ氏の勇姿。
Sounddevices788Tをメインレコーダとし、粋なNAGRAが2MIXでバックアップ。
My Recording レファレンスとして使うのに最も都合がいいのはやはり自分でレコーディングしMIXしたものです。
どんな音がはいっているか自分が最もよくわかっていますから。
難をいえば、自分でレコーディング&MIXしたものでいい録音なんて数えるほどしかないということでしょうか(笑)。
というわけで、これらの録音は市販されていませんし公開もされていません。
画像はミュージシャン達が集まる我が家のクリスマス。



My Favorite Source

ここから先は、レファレンスというよりも私が好んで聞いているソースをご紹介します。


MOZART
K.136,137,138
LANNER
Die Mozartisten

Ensemble Wien

管楽五重奏のアンサンブル・ウィーン=ベルリンではありません。コントラバスを加えた弦楽四重奏のアンサンブル・ウィーンです。聞きやすい楽曲を楽しませてくれる、ウィーンでは30年の歴史を持つ老舗アンサンブル。楽友協会での彼らのコンサートは今でも和やかな空気につつまれます。もちろんあっという間に完売します。
このCDはアンサンブル・ウィーンの創始期のもので、ウィーンの音楽を支える名手たち、G.ザイフェルト、P.ゲッツェル、P.グッゲンベルガー、J.ピツェークの姿が見えます。メンバーが変わっても何故か彼らのサウンドは変わらずに今に受けつがれています。我が家の変わることのない愛聴盤です。
G.MAHLER
Sympnonie Nr.4

Wiener Philharmoniker
Claudio Abbado

この時代のウィーンフィルの音を好む人は多いのではないでしょうか。濃密かつ美しい弦楽にソノリティ豊かな管楽が重なります。そんなウィーンフィルにぴったりなのがG.マーラーの交響曲第4番。第三楽章はもう酔いしれるしかないと思います。
W.A.MOZART
Serenade K.525
L.v.Beethoven
Klavierquartett op.16

Wiener Kammerensemble
Joerg Demus

このCDの聴きどころは2曲目のL.v.ベートーヴェンのピアノ四重奏曲op.16にあります。ベートーヴェンのピアノ四重奏曲というと、WoO.36-1〜3の3曲のはずで、op.16は管楽とピアノの五重奏曲ではなかったの?と思ってしまいますね。ベートーヴェン自身が楽譜を売りやすいピアノと弦楽の四重奏曲として編曲したものが存在します。
この演奏も私たちが好きなG.ヘッツェルをはじめとするウィーン室内アンサンブルによるものです。私の好みとしてはop.16は管楽よりも弦楽の方が耳に馴染みます。
W.A.MOZART
K.478/K.493

Wiener Kammerensemble
Joerg Demus

W.A.モーツァルトの2つのピアノ四重奏曲はいずれも聴いて心地よく、2曲続けて聴いても飽きることなく違和感もありません。名曲中の名曲です。この2曲のCDを選べと言われたら、迷うことなくこれを挙げると思います。演奏だけでなく録音も素晴らしいです。
ヴァイオリンは私たち(家内も)が大好きなG.ヘッツェル、ヴィオラは名手R.シュトレンクです。
SILVESTROV
Piano Works

Elisaveta Blumina

Silvestrovという作曲家を知ったのは2018年10月17日、静岡でのアンサンブル・ラロのコンサートでした。その中でDiana Ketlerがピアノソロで弾く予定をしていたC.ドビュッシーをやめて、急遽V.Silvestrovの「The Messenger」というピアノ曲に変更されたのです。ピアノの屋根(蓋)を完全に閉じてくぐもったピアニシモで演奏される美しい響きに、私も舞台の袖で身じろぎもせずに聞き入ったのでした。
このアルバムはこれまで聴いたどのピアノ曲集とも異なる心の振動を感じさせてくれる、やさしく深く澄んだ音楽の小箱です。加えて、レコーディング・クォリティも格別秀でています。
J.S.Bach
Sonate c-moll

Tomoko Kawada, vn
Shin-ichiro Nakano, hps

私のお気に入りのCDのうちのひとつです。
川田さんは好きなヴァイオリニストのひとりですが、このアルバムは彼女の良さや音の魅力がよく出ています。
それにしても中野さんのチェンバロはキレが良く、しかも雰囲気があっていいですね。
(川田さんは、W.A.Mozartのソナタを小林道夫のピアノで録音したのがありますが、私としては中野さんでやってほしかった)
HEINRICH SCHIFF
ENCORE!

Heinrich Schiff, Vc
Samuel Sanders, Pf

アーティストが自分のコンサートでよく演奏するアンコールばかり集めたCDというのが時々あります。
これはチェロの名手ハインリヒ・シフのアンコールアルバム。
ウィーンに行った時、ハインリヒ・シフの弟子にあたるチェリスト氏が聞かせてくれたのがこれ。
聞きやすい曲ばかりですが、音楽性もテクニックも並はずれています。
ジャケットのコートをまとったかわいいお姿は、シフ先生みずからのアイデアだそうです。
古いアルバムなので中古で探してください。
L.v.Beethoven
Sonta fur Vc und Pf

Heinrich Schiff, Vc
Till Fellner, Pf

ハインリヒ・シフが続きます。
L.v.Beethovenの5曲のチェロソナタ全集と変奏曲が3つはいった2枚組。
第3番の冒頭なんて、ゾゾゾッときます。
ウィーンフィルの某氏から「Till Fellnerは是非聴け」と言われていたのですが、こんなところで出会いました。
主題をハイドンやモーツァルトからとった変奏曲も良いですね。我が家では食事の時によく聞いてます。
これも古いアルバムなので中古で探してください。プレミアムがついているらしくお値段安くないです。
Brahms: Cello Sonatas

Heinrich Schiff, vc
Gerhard Oppitz, pf

J.Brahmsのチェロソナタは結構たくさん持っているのですが、これを聞いてからは他の録音はほとんど聞かなくなりました。
それほどに素晴らしい演奏で、どこにも隙がなく隅々まで行き届いているというか、うまく表現できませんが音ひとつひとつが音楽に満ちています。
聞き始めたら止まらなくなってしまう。
それ加えて録音がこれまた良いんですね。
Kuechl Quartett

W.A.Mozart
Quartett/Trio/Duo

キュッヒル四重奏団は1975年〜1980年の間にLPを何枚か出しています。
当時のメンバーはR.キュッヒル、P.ヴェヒター、P.ゲッツェル、F.バルトロメイで今とは全然違います。
このCDは4枚のLPのソースをリマスタリングした上でCD3枚セットにまとめてTower Recordsが再発売したもので、
音が良い上にこれだけの内容でお値段は2,500円くらいだから超お得。
特に3枚目に収録された三重奏のK.563とデュエットのK.424は至宝といってよいですね。
A Day in the Life

Wes Montgomery

高校生の時にLPで買って、何度も聞きました。
このシリーズをプロデュースしたクリード・テイラーなる人物はすごいと思いましたね。
アレンジャーのドン・セベスキーの名を知ったのもこのアルバム。
こういうファットで独特の雰囲気のある音はいまだ他で聞いたことがない。
盛大なテープヒスノイズもまたよきかな。
灰皿の中身、というキタナイはずのものがこんなにカッコ良く扱われているというジャケットデザインも秀逸。
oblivion

The Philharmonics

このとんでもないアンサンブルを2014年になるまで知らなかったのは全くの不覚でした。毎晩、国立歌劇場でオペラを弾き、楽友協会で交響曲をやっている連中はタダ者ではないということです
Youtubeで多くの動画を見て聞くことができますが、右はDVDで出ているウィンナワルツや舞曲で、彼らがよく行くウィーンのCafe Sperlでの映像。編曲はなんとシェーンベルクやウェーベルン。
ウィーンフィル定期演奏会
2014.2.12

Riccardo Chailly
Leonidas Kavakos, Vn
Wiener Philharmoniker

ウィーンフィルの主な演奏会はオーストリア放送協会ラジオ(ORF OE1)で実況あるいは収録放送されており、放送終了後1週間はアーカイブを聞くことができます。Webサイトにはすべての楽曲の詳細データが掲示されるところなど、流石に音楽の国という感じです。それをPCでデジタル収録し編集してCDに焼けば自分CDが出来上がります。右は朝の番組「Guten Morgen Oesterreich」から拾ったお気に入りの曲をまとめた自分CDです。

ORF OE1に関するガイドはこちら→http://www.op316.com/musik/live-on-web.htm

Live Im ORF RadioKulturhaus
R.Strauss / Mahler / Kovacs

TTHEOPHIL ENSEMBLE WIEN

え?これがライブ録音?
演奏も録音もかなりのクォリティです。
このCDは、ウィーンのケルントナー通りでいちばん有名なCDショップでたまたまみつけたものです。
ウィーンフィルの若手クラリネット首席のMatthias Schornが主宰しているアンサンブルだというので、興味本位で買ってみたら大当たりでした。
ちなみに、Schorn君は2013年11月のウィーンフィル来日でやってきて、ベートーヴェンの交響曲第6番ですばらしいソロをやってくれました。
Wiener Musikverein Quartett
spielt Mozart Haydn
Schubert und Brahms
W.A.Mozartの円熟の極致ともいえる10曲の弦楽四重奏曲を、私が好きなキュッヒル四重奏団(ウィーンムジークフェライン四重奏団とも呼ばれている)が演奏した8枚セットのCDです。
おそらく、我が家の日常のBGMのかなりの時間、このCDがかかっているといっていいでしょう。
弦楽四重奏団はそれぞれに個性があり、人によって好みや分かれますのでどれがいいとは簡単に言えないのですが、かの有名なウィーンアルバンベルク四重奏団のそれよりも私たちはこちらが好きなのです。
このCDにはそのほかに7曲の室内楽曲が収められており(このページの下の方でご紹介している2つのクラリネット五重奏曲も入っている)、それで2,980円という超々お買い得であります。
CANTI DRAMMATICI

Ensemble Raro

Peteris Vaskはラトビアの現代作曲家で、明快な作風かつとりわけ「良く鳴る不協和」のテクニックにたけています。1曲目を聞いて驚きました、これは心動かされる演奏です。続くBrahmsのピアノ四重奏曲第3番もかなりの名演で、冒頭からぐいぐい引き込まれます。そしてAndanteのチェロのソロは格別美しい。
Ensemble Raroという団体はこういうスラヴィッシュな濃い曲を実に音楽性豊かに自在に演奏する不思議な人たちです。非常に入手が難しいCDですが、室内楽ファンであれば是非手に入れて聞いてほしいと思います。
なお、ピアノを弾いているDiana Ketlerは「ジャケットの女の子は私じゃないからネッ!」と強く言ってました。
Dohnanyi / Dvorak / Suk

Ensemble Raro
Andrej Bielow

チェロのBernhardから「1月にアンサンブル・ラロのレコーディングがあります。ドホナーニのピアノ5重奏曲、ドヴォルザークのピアノ4重奏曲変ホ長調、スークのエレジーを入れます。とても楽しみにしています。」という連絡が来たのが2011年の年末、それから1年半、待ちに待ったCDです。
以下、CDのライナーノーツも書いているクラシック通の友人の感想。「ドホナーニは、じつは以前はあまり好きではありませんでした・・・演奏が異なるとこうも違うかと。やっぱりRAROという団体はすごいですね。ドヴォルザークのこの曲、名品のはずなのにいい演奏がまったくなく、神戸でのライブとこのCDが聞けて跳びあがって喜びました。」
Strauss Heroines

Renee Fleming
Bonney / Graham / Eschenbach
Wiener Philharmoniker

このCDの「ばらの騎士」のフィナーレがあまりに美しくロマンティックなので、自分のムスメの結婚式のBGMに使ったくらい。
オペラ「ばらの騎士」クラシック音楽の中では極上の部類に入れていいんではないかしら。このCDを聞いていると、すべてを忘れてずぶずぶと・・・
Renee Flemingでもう一枚というと、これ(右上)などはいかが。
「フィガロの結婚」「エフゲニ・オネーギン」「ルサルカ」・・・とこれまた中身がよろしいです。
W.A.Mozart
Streichquintette K.515/516

Albanberg Quartett + Markus Wolf

W.A.Mozartの弦楽五重奏曲の傑作2曲です。
ところがこの2曲の優れた録音というのが非常に少ないのでして。
私としてはReiner Kuechlに是非レコーディングしてほしいと思っているのですが、まだお願いできていません(笑)。
K.515とK.516はBarylli SQによるモノラル録音があり、これもなかなか素晴らしいです。
我が家の日常のBGMでは、このAlbanberg SQのものが定番です。
Faure
Requiem/Pelieas et Melisande

Dutiot / Montreal

私がウィーンフィルばっかり聞いているかというと実はそうでもありません。Charles Dutoitは好きな指揮者のひとり。
このCDはレクイエムも良いですが、ペレアスとメリザンドが聞いていて実に心地よく、我が家における人気BGMのひとつになっています。
Dutoit & Montrealでほかにおすすめというと、Bizetの交響曲第1番(右画像)、この曲をご存じない方は是非一度お試しください。
若さと爽快さにあふれた佳曲です。
Mozart
Le Nozze di Figaro fuer Floetenquartett

Wolfgang Schulz
Das Wiener Philharmonia Trio

オペラを少人数の室内楽で演奏するというのは、Mozartの時代から普通に行われてきました。
それにしても、たった4人でこれほどの臨場感とスケールでオペラの音楽をつくってしまうとは。
長年オペラ劇場を務めてきたSchulzのフルートは格別よく歌います。
序曲から第一幕のフィガロ登場の場面への流れなど、そこにオーケストラがいるのと錯覚するほどです。
そして第一幕の終盤、フィガロが知らぬフリをするあたりから幕切れまで一気に駆け上がる場面は最高。
私が最後にWolfgang Schulzに会ったのは2013年1月、彼はその2ヶ月後に病に没してしまいました。
Eine Wiener Melange

Wiener Geigen Quartett

MelangeといえばウィーンのCafeのおなじみメニューですが、音楽の「まぜこぜ」という意味もあります。選曲はまさにまぜこぜで、Mozart、Schubert、Beethoven、Haydnから心地良い曲ばかり。演奏しているWGQはウィーンフィルの超ベテラン名手達が好き勝手にやっている最高に上手いアンサンブル。
友人に頼まれてウィーンのEMIでようやく1枚みつけて在庫はそれでおしまいと言われた。ウィーンフィルのリハーサルの合間にその話をしたら、Gunter Seifertご自身が自宅にあったものを持ってきてくださったという1枚です。
このCDは残響が乏しいスタジオで録音されたため、電子リバーブをかけています。Seifert氏はその残響がナチュラルじゃなくて気に入らないんだ、とおっしゃってました。
Time Together

Michael Franks

とある現場に行った時に音響エンジニア氏が使っていたレファレンスソース。
こういうの、好きですね。
ちょっとGroovyなところがあって、Bossaっぽいのもあって、程よいノリが心地良いです。
レコーディングの質もかなりよろしいが、ジャケットもとてもいいね。
badlands

Erskine, Pasqua, Carpenter

人がレファレンスにしている音楽ソースにはすごいものが時々あります。
ウィーンのある音楽家が本番を終えて疲れて帰宅した時にこれを聞いて精神を休めるのだそうです。
楽友協会での本番を終えたある晩に自宅に案内され、そこでこれを聞かせてもらいました。
そして数時間後、ホテルに戻った僕はネットでこれを注文していたのでした。
演奏、録音ともに超がつく名盤といっていいでしょう。

Love Songs

Diana Ketler & Konstantin Lifschitz

ブラームスは「愛の歌」と名づけたワルツスタイルの合唱曲集を2つ書いています。やさしく美しいこの歌曲集をピアノ連弾のみで演奏しています。続く2曲は有名な歌曲ですが、これをヴィオラで演奏しているのがまたいい。
このCDをプロデュースしヴィオラも弾いているRazvan Popoviciに「楽譜はどうしたの?編曲がとてもいい」とメールしたら「. . . especially because of the extremely sofisticated interpretation of the piano pieces」という返事がきた。
録音バランスはクラシックらしからぬビビッドさが◎。
ジャケットデザインも素敵!
W.A.Mozart / J.Brahms
クラリネット五重奏曲

Peter Schmidl
Wiener Musikverein SQ

モーツァルトのクラリネット五重奏曲というと、やれウラッハだのプリンツだのライスターだと室内楽ファンはにぎやかですが、我が家では何を置いてもこれです。
はじめてシュミードルを聞いたのは、プリンツがこれなくなって代わりでやってきた30年も前のこと。いつのまにかこんなにうまくなって、しっかりとした演奏スタイルも確立して・・・。
キュッヒルとシュミードルの組み合わせによるクラリネット五重奏曲は実際に聞きに行きましたが、またやるというなら何処であろうが聞きに行きますよ。
平均律クラヴィーア曲集
第1巻

Daniel Barenboim

これが出た直後、最初にみつけて買ってきたのはムスメです。
聞かせてもらってすぐに買いに走りました。
心静かに聞き入るもよし、BGMで流しながら読書するもよし。
第2巻もなかなかよろしいです。
W.A.Mozart
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集

Walter Klien / Arthur Grumiaux

品格のあるピアニストのNo.1だと思うのがウィーンを代表するワルタークリーン。
モーツァルトは貴族の子女と音楽の先生のためにヴァイオリンのオブリガート付きのピアノソナタをたくさん書きました。
ですからこの曲集の聞きどころはピアノに集中しています。
グリュミオーのヴァイオリンは正直なところあまり好きな音ではありませんが、まあそれは我慢。
Haydn - Schubert - Beethoven
DANCES

Walter Klien

世の中にはとんでもない曲や演奏があるものでして。
ベートーヴェンがこんな楽しいワルツを書いていたなんて、そしてシューベルトがこれほどに心にしみるレントラーを仲間達と楽しんでいたなんて。
モーツァルト弾きとして知られたクリーンですが、彼が遺した最高の1枚を挙げよ、と言われたら迷わずこれでしょう。
残念ながらこの録音はデジタル化されてはおらず、LPしかありません。
このLPは我が家の家宝。
Classics for
Cello & Double-Bass

Joerg Baumann / Klaus Stoll

チェロとコントラバス?なに、それ、と思う方も多いと思いますがこれがなかなかいいんです。
この組み合わせをはじめて聞いたのは、アンナ・ビルスマとシュトライヒャー(たぶん)のデュオによるボッケリーニだったような。
このアルバム、クラシックファンならずとも楽しんでいただけるのではないかと思います。
J.S.Bach
マタイ受難曲

Niukolaus Harnoncourt
Concentus Musicus Wien

長時間にわたって心地よさ満点のこの曲は我が家のBGMのひとつです。
オイオイ、この曲をBGMにするのかい、と言われそう。
今でこそいろんな曲の指揮をするアーノンクールですが、彼が最も力を入れてきたのは古楽器および演奏法の研究・復活であり、バッハの作品はなかでも得意中の得意は領域。
1パート実質1名という少人数とは思えない豊かなアンサンブルの響きはウィーン特有のものです。
宇野功芳 叙情の世界2

神戸混声合唱団

合唱は興味がある人とない人に分かれるようですが、うまい合唱を聞いてしまうとその奥深さにちょっと驚くかも。神戸混声合唱団は地方公共団体初のプロ合唱団でありなかなかうまいです。
このCDは当サイトのBBSでもおなじみのヨシザワ氏(KOBERECS)によるレコーディングによる第二弾。ちなみに第一弾はレコ芸特選。以下は氏からのコメント。

マイクロフォンは高く上げたDPA4006TL(omni)二本をメインにし、合唱団にU87Ai(uni-D)二本とピアノにSHCOEPS CMC65(uni-D)一本といったところです。これらをSTUDER 169のHAを通し、SOUNDDEVICES 788Tの5CHへ送り込んで収録しました。ボーナストラックはゲネプロ時のものですが、他は本番のテイクです。今回は公開録音とのことで団員はドレスアップしてましたが、ノイズを恐れて足元はスニーカー等でちょっと面白かったですね。セッティング画像はこちら

Perfect Time

Maire Brenann

モイヤ・ブレナンを知らないひとでも、エンヤ(・ニ・ブレナン)なら知ってるでしょ。
モイヤはエンヤのお姉さんでロック歌手。
僕はどっちかというとこちらが好みです。
Dolphins

Soul Bossa Trio

秋の夜長はスローボッサでいかが。
歌っているAnn Sallyちゃん(→)は現役の心臓内科医であり二児の母親。
聴いたらはまっちゃうかもよー。
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バランソ

バランソはイタリアン・ボサのグループです。
CDショップの店内で実に軽快でカッコいいボッサが聞こえてきたので一体なにかと思ったらこれでした。私は、CDショップのおすすめを良く買います。
イタリアやフランスはボサノバの宝庫でして、ヨーロッパ風のすてきなボサノバがたくさんあります。
ジャケットは2種類あるようで、どっちが先かはわかりません。
BOSSA CINEMATICA!

compilation

というわけでヨーロピアン・ボッサのアルバムをもうひとつ。
アルバムタイトルがBossa Cinematicaというくらいで、映画音楽のコンピレーションです。
イタリアやフランスでは映画音楽にボサノバタッチの曲がたくさんあるんです。
ブラジル風とはかなり趣が異なりますが、ヨーロピアンテイストでお洒落度は高い。
(音はあまり良くないですので、念のため。)


Liberdade

Bossa Organica

渡辺幹雄というギタリストをご存知ですか。
私のイチオシのアルバムはギターとドラムスのデュオのこれです。
聞けばすぐにわかりますが、バーデンパウエルの影響を強く感じます。
もう1枚もお気に入りはこれ(右画像)。
The Broadway Bit

Marty Paich

このアルバムを聞かせた人に「録音は1959年だよ」と言うとびっくりして口をぽかんと開けます。選曲も演奏もいいのですが、加えて信じられないくらいリアルでいい音がします。
このアルバムは俗に「踊り子」と呼ばれており、もうひとつ「お風呂」てぇのもあります。
内容もさることながら、ジャケットもいいですなぁ。

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