実に簡単きわまりないスピーカー・スタンドです。諸般の事情によりスピーカーの高さを変えたかった、というのがことの発端でした。課題としては、廉価かつ簡単に作れて、音が変化しないかできれば少しましになってくれて・・・というのがこちらの希望です。

ホームセンターで、600mm×300mm×18mmの棚板用パイン材を購入し、右図のような寸法で切ってもらいます。この時重要なのは、縦を先に切ってから、2枚同時に横に切ってもらうということです。こうすることで2枚ずつ確実に高さを揃えることができます。
板の幅は200mmくらいから450mmくらいまでありますから、使うスピーカーの寸法に合わせて選んだらいいでしょう。今回対象となるスピーカー(HARBETH HL-P3ES)のサイズは、W=190、D=180くらいでしたので300mm幅の板を使いました。高さは、60mmのものと120mmのものを作りました。高さはお好みでいろいろ作ってみたらいいでしょう。高さが少し違うだけで鳴り方が変化するので、20〜30mm刻みくらいでいろんな高さのものを作っても面白いかもしれません。
板が切れたらボンドで「T字」型に接着します。使用したボンドは(株)アルデコ製の木工用水性タイプ「速乾アクリア」で、ホームセンターで廉価に購入できます。これは普通の白い木工用っぽいボンドなんですが非常に強力かつ扱いやすいです。「60分で切削加工が可」と書いてあるのでほんまかいなと思いつつためしに1個張り合わせてから1日置き、わざと力をかけて壊そうとしたら貼り合わせた部位ではなく木そのものが折れてしまいました。
接着が完了したら塗装です。私は色付きのオイルステンを使いました。オイルステンは、仕上がりはきれいで時間とともに表面が硬化して丈夫になるんですが乾くのに大変時間がかかります。これもお好みで選んでください。
最後に、頭が丸くなった真鍮釘を、1mmくらい出っ張るように3点に打ちます。この3点でスピーカーを支えてもらえば、ガタが出ないで安定してくれるからです。何を使って3点をつくるかは自由ですから、釘でも画鋲でも消しゴムでも、レゾナンス○○○でも、なんでも試してみたらいでしょう。
構造からもわかるように、基本的にスピーカーを鳴らすタイプのスタンドです。そして、高さによって音が変化します。総じて私の好みに合った鳴り方になってくれましたので、成功と言っていいことにしました。特に60mmの高さはなかなかいい感じですので、もしかしたら60mmでなくても、20mmでも30mmでも得るものがあるかもしれません。なお、もっとがっちり制動をきかせた鳴り方をさせたい場合は、「T字」型ではなく、同じサイズに切った板を何枚も貼り合せて「IIIIII」型にし、これを「縦」に使うことをお勧めします。ガシッと絞まった音になりますよ。しかし「横」に使ったらなんにもなりません。ただの板です。
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