EL34 3結シングル・アンプその2 クロストーク特性


改造前のカーブの特徴的のひとつは、1kHz以下で低い周波数帯域になればなるほど、クロストークがどんどん悪化していることです。もうひとつは、高域で、右EL34→左6FQ7の飛びつきのせいで、うれしくない結果となってしまったことです。これは、後にシールドをかぶせることで約10dBの改善がみられました(その3で報告します)。

電源を改造して左右チャネルに振り分けた結果、低域での特性が劇的に改善されています。左右チャネル振り分けのための抵抗値が140Ωと低いために、20Hz以下では効果が減退していますが、しかし、これだけのことで出てくる音は激変しました。