■■■よくある質問■■■


■Q 電源電圧が高い・・・電源回路が組みあがり、本/Webの製作手順に従って通電試験をしたのですが、電源の各部の電圧が回路図記載の電圧よりも10%程度高めに出ます。

●A 負荷をほとんどかけていない電源トランスの巻き線を整流すると、計算上は、巻き線電圧×1.414くらいが出ます。実際の電源トランスはもうすこし高めの電圧が出るのが普通です。今はまだ電源回路だけで、アンプ部への通電はしていないでしょう?そうでしたら、その電圧は正常です。ヒーターをつなぐと若干電圧が下がり、さらにアンプとして動作するようになると、ほぼ設計どおりの電圧になります。


■Q 電源トランスが熱くなる・・・動作させていると電源トランスがかなり熱くなりますがこんなものでしょうか。触れない温度ではありませんが、長時間触っていられないくらいの微妙な温度です。

●A 定格どおりの負荷で動作させた電源トランスの内部は数十℃以上の温度になりますので、コア部分を外から触ると結構熱く感じますがこれで正常です。


■Q 電源トランスがブーンと唸る・・・うるさくはありませんが、耳を近づけるとブーンという唸り音がします。

●A ほとんどの場合、それで正常です。使っているうちに巻き線やコアがなじんできて徐々に静かになるのが普通ですが、完全に無音にはなりません。整流ダイオードの1個がはずれていて半波整流になっていると、我慢できないくらいかなり大きな唸り音がします。


■Q ヒューズが飛んだ・・・ヒューズを交換しましたがまた飛びました。配線の間違いはないようです。どの部品が不良なのでしょうか。

●A1 ヒューズが飛んだということは、ヒューズが飛んでしまうような致命的な配線ミスがあるということです。そのミスがある限り、ヒューズは何度でも飛びますし、2度目に飛んだ時にさらに悪くなっているかもしれません。一旦頭を冷やして配線ミスを探してください。必ずどこかにミスがあります。
●A2 部品の不良の確率は数%以下、配線ミスやハンダ不良の確率は90%以上です。初心者ほど部品を疑う傾向があります。「ない」と思った配線ミスが必ずあると思ってじっくり探してください。


■Q 左右で音量が違う、片チャンネルだけ音が出ない

●A 左右チャネルで異なる現象が生じている場合はトラブルシューティングがやりやすいです。何故なら、一方のチャネルには誤りがなく、もう一方のチャネルに誤りがあるわけで、配線や各部の電圧や導通の状態を左右で比較してみて、違うところが見つかればそこが問題個所だからです。時々真空管の不良に出会うことがありますが、これは真空管を左右で交換してみればわかりますね。


■Q 電圧がおかしい・・・回路図に書いてある電圧どおりになっていない。

●A1 まず、お手持ちのテスターを疑ってください。デジタルテスターは、電池切れになると正しい値を表示しなくなります。
●A2 最も多いのは配線ミスとハンダ不良です。配線ミスは確信犯なので左右同じように間違える傾向があります。初心者は必ずハンダ不良をやります。左右チャネルで全く同じようなハンダ不良をすることはまずないですあから、ハンダ不良は片チャネルだけのことが多いです。
●A3 案外多いのが、抵抗値の桁を間違えたのをつけているというケースです。


■Q ・・・。

●A 。




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