発情度試験器



これは何か

今、自分が持っている5極管やビーム管がどれくらい発情しているのか、あるいは発情しやすいのかを試験・測定する機材があったらどんなにかいいだろう、と誰もが思っていることでしょう。この装置は、そんな皆さんの願いをかなえるために考案されたものです。

原理

男性球(下半身にスクリーン・グリッドやサプレッサー・グリッドなどの余計なものがついた球・・・すなわち多極管)のデリケートな部位(すなわち第1グリッド)を、女性球(3極管)のデリケートな部位(すなわち第1グリッド)に接近あるいは結合させた時に、各球に何が起こるか、プレート電流がどの程度暴走するかによって発情の度合いを検査しようというしかけになっています。いずれかの球が発情するとパイロット・ランプが点灯することで知らせてくれるという素敵なメカニズムを持っています。


回路の説明

DC250V電源で動作します。3本の発情誘引女子球は22MΩという高抵抗によってゼロバイアス状態で悶々として待機します。各球のプレート側には100V/5Wの電球があって、プレート電流の量に応じて光って知らせるようになっています。また、過大な電流が流れた場合は電球のフィラメントが切れて安全を確保するようにも配慮されています。一方で、被測定男子球の第1グリッドと発情誘引女子球の第1グリッドとは1MΩのボリュームで接続されており、かつ、発情誘引女子球側の一端は1MΩで接地されています。この状態で電源を入れると、発情誘引女子球側は非常に浅いゼロバイアス状態になってプレート電流が増加しますが、初速度電流が流れているためそれでもグリッドはマイナス0.5V程度にはなっているでしょう。一方、被測定男子球側は1MΩのボリュームを介して接地されることになるため発情誘引女子球よりもバイアスは深くなります。つまり、女性の方がやや積極的なところから試験が開始されます。この状態で双方にどれくらいのプレート電流が流れ、電球が光るかです。

この時、いずれかの側の球にプレート→グリッド方向のグリッド電流が流れていると、互いに影響し合って双方のプレート電流が増加し、いわゆる熱暴走状態になります。どちらが原因で暴走してしまうのかを調べる際に1MΩのボリュームが役立ちます。また、万一暴走を起しても電球が保護回路として働くので最悪の事態は回避されます。発情誘引女子球としては、年増の魅力あふれる2A3、気品ある45、鈍感な6AS7、華奢で感度がいい6G-A4や6R-A8などのほかに、6V6GTやEL34などの多極管を女性的な状態(3結)にして使うことができます。

なお、ヒーター回路は省略されていますが、ごく一般的な回路でかまいません。


使用上の注意

使用にあたっては、以下の点に注意して安全確保につとめてください。

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