御菓子司
塩野
赤坂

こういう店は、場所柄、わたしのような普通のサラリーマンなどが行く店ではないのだろうなあ、と思うことがあります。運転手付黒塗り国産高級車などにお乗りになる方々の秘書関係などが、桃山60個入りの大箱3つとか、豪華木箱入りの羊羹6本セット、などという買い方をするのだろうなあ、などと思ってしまうのです。きっと、その木箱の下半分には小判がぎっしり・・・。

ま、そういう妄想はさておき、塩野の季節のお菓子はなかなか渋い趣をたたえています。はっきりいって、色合いはすこぶる地味です。その味わいもまた、大人しく、品格があり、実にデリケートです。ここの練り切りなどをいただくと、東京にも関西に負けない和菓子があるのだ、ということを実感するのです。

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